発売から20年近く経過してなお人気なソフトが多く、20代後半以降の方々には貴重な青春時代にその豊富なソフトのせいでゲーム漬けにさせた罪深きゲームハードPS2。
当時家庭用ゲーム機といえば出力端子がアナログRGBとかいう謎の三本線が一緒になってるケーブルが主流であり、せこせこテレビにさした挙句微妙にぼやけるというのが当時は一般的であった。
そんなテレビ事情もはや昔の話で、HDMIだの4K画質に慣れてしまった現代人達にとってはマイクラのボクセルをさらに荒くしたような画質を直視した瞬間、どれほどゲームの評判がよかろうとまずクソすぎる画質に耐えきれずリタイアしてしまうこと必須である。
hdmiコンバーターがあるので高画質になるらしいよ
技術の進歩とは便利なものでhdmiで映像出力する変換コンバーターがあったので買ってみる
アマゾンでhdmiケーブル込みでも1,199円だった
使い方は簡単
映像端子のとこに刺して
側面にUSB-C側を差して
PS2の前面のUSBポートにもう片方を差し込む
あとはHDMIをコンバータに接続すればいいのだがもし映らない場合はPS2側の出力設定がRGB出力になっているのだろう。PS2の本体設定は簡素なものなので最悪以下のような順番で入力すればモニターにつなげなくても設定できる
下、〇、下、下、下、〇、左、〇
(左から順番に押していく))
実際モニターに出力してみる
今回は以下の3パターンでどの程度画質が上がってるか試してみる
左から順番に液晶テレビ(LCB2403V)+アナログRGB、液晶テレビ(LCB2403V)+HDMI、ゲーミングモニター(LG24GQ50F-B)+HDMI
※肉眼での見え方の検証のためiPhone12miniで直撮り撮影していますPS2ホーム画面
ゲームタイトル画面
ゲーム内文字
色合いについてはモニターの性能差だからいいとしてたしかに画質自体はアナログRGBより上がってはいる・・・いるんだけど・・・・微妙にぼやけてる・・・?
追記:ゲーミングモニターに出力する場合モニター側の設定でシャープネスの数値を上げる、もしくは応答速度の値を0にするとぼやけるのが多少改善されました。
液晶テレビと相性悪すぎ問題
そもそもPS2は現在販売されているデジタルTVや薄型モニターとの相性が悪い。PS2の解像度は720×480に対し液晶テレビやモニターは1920×1080が一般的なので大画面で表示する場合はどうしても引き伸ばされたような画質になってしまう。
せっかくなのでキャプチャーボードにも出力してみる
今回は格安ってほどではないがそこそこに安いAverMediaのGC311を使用
撮影は引き続きiPhone12mini、出力モニターも引き続きゲーミングモニター(LG24GQ50F-B)とする。
画像だとわかりづらいが肉眼で見るとかなり画質が荒くなっている、出力された映像をPS2→PC→モニターと経由させるため画質が下がるのはまあ仕方ないか・・・。パススルーなので遅延は感じないが、これならゲームをするためだけに無理にキャプチャーボードを間に挟む必要はないだろう。もしくは上位グレードのキャプチャーボードなら画質だけならもっと上がるかもしれない。
結論
プレイ自体は問題なくできるけど感動するほど画質が上がった感じはしないかも